【解決事例】家族と見物した花火の思い出を最後に|大阪で任意売却なら全国任意売却支援相談室(千里コンサルティングオフィス)

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過去の任意売却体験談

家族と見物した花火の思い出を最後に

家族と見物した花火の思い出を最後に

我が家は5LDKのマンションで、12階建ての最上階にありました。
分譲で購入してから8年間暮らし、その間に7500万円あったローンは半分以上返済して、やっと上り道の勾配が緩やかになってきたのかな、と気を緩めた頃に、勤めていた会社の株価が突然暴落したのです。

そして、社内にリストラの嵐が吹き始めました。
仲の良かった同僚ともギクシャクするようになったほどです。
他部署との連携もすっかり崩れてなし崩しのようにずるずると人員が減っていく状況で、有能なメンバーから他社に流れて行く。
私もそれを黙ってみているわけには行きませんでした。
なにしろ、私の稼ぎに家族の暮らしがかかっているのですから。

しかしなかなか転職先は見つかりません。
そうこうしているうちに私にもリストラの順番が回ってきました。

再就職先探しに奔走しながら、残り3000万円を切ったと言っても、もうローンは払いきれない。
そう思い定めて妻や子供達とも話し合い、家を売却することに決めたのは4月のことです。
ローンを抱えたまま売却できる方法は、妻に探してもらいました。
それで見つけたのが、千里コンサルティングオフィスです。

早速相談してみると、最上階であることや立地が好条件であること、これなら業者も買い手になってくれるかもしれないことを知らされました。
最初は少し「任意売却」というものに不安も持っていたのですが、説明を聞くうちにこれしかない、と思うように。
手続きを始めたらすぐに買い手が付いたのが驚きでした。

任意売却の前年まで我が家と河川の間に古い団地が建っていて視界を狭めていました。
しかしそれが取り壊されて、以前より厳しくなった建築制限によってその場所は公園となり、一部は戸建住宅の用地として分割され、その先にある花火大会会場までさえぎるものが無くなったのです。
おかげで、最高の花火を窓から鑑賞できるという付加価値が我が家に載ってきました。
業者が任意売却の際の買い手として名乗りを上げたのはそのせいだったと聞いています。

私たち家族は、8年来暮らした我が家で過ごす最後の年に、最高の花火をそろって楽しみながら、名残を惜しみました。
子供達にとっては生まれてからの半分以上の時間を過ごした場所です。
愛着もあるでしょう。
移動しなければならないことに不安も不満もあったでしょう。

それでも、花火を眺めて笑顔を交わしてくれました。
今でもあの日の光景をたまに思い出します。

売却が成立すると、もともとローンを半分以上払っていたこともあって、債務はほぼ残りませんでした。
私たちの次の住み処が決まるとともに、その近くに私も再就職先を見つけることができ、収入は以前よりずいぶん下がりましたが一安心、というところです。
引っ越し費用はおかげさまで助かりました。

お世話になり、感謝しています。